家を高く売るために押さえておくべきコツ

家を売るということは、人生でそう何度も経験することではありませんから、知識がなくて当然です。しかし動くお金が大きいだけに、ちょっとしたことで大きな損をしてしまうことも珍しくありません。
少しでも高く家を売るために、知っておきたいコツについてまとめてみました。

自分で相場を知っておく

住宅には決まった値段が付いていません。建ててからの年数や駅からのアクセス、周辺環境などを総合して価格が決定します。この価格は査定によってつけてもらうことになりますが、自分でも相場をチェックしておくことをおすすめします。知識のない状態で査定してもらっても、その価格が正しいかどうか分かりません。もし価格に不満があっても、質問することができないので、ただただ相手方の言うことを鵜呑みにするしかなくなってしまうからです。相場を理解しておけば、全てを不動産業者任せになってしまう事態を防ぐことができます。また相場をしって売却価格を具体的にイメージしておくことも可能になるのです。自分の家の相場を知るには、インターネットで複数の指標を調べたり、住宅情報誌で近所の不動産の価格をチェックするのがやりやすい方法になります。

複数の業者に査定を依頼する

自分で相場を把握した上で、不動産会社に査定を依頼しましょう。このとき、1社だけに任せず、複数社に依頼を行うことが大切です。1~2社では提示された情報に間違いがないか判断することができないので、3~5社ほどに依頼するのがおすすめです。基本的にどの不動産会社も同じ指標を元に査定を行うため、どこに依頼しても似たような価格になることが多いです。しかし不動産会社もいろいろなので、持っている情報や市場データの分析方法には違いがあります。その結果、査定額に幅が出ることがあるのです。ここで気を付けたいのが、高い価格を付けてくれた業者と契約することが必ずしも最善とは言えないことです。中には契約を結ぶことだけを目的に高い査定額を提示してくる業者もいます。飛びぬけて高額な査定額は警戒した方が良いでしょう。

知っておきたい売却方法の種類

家をはじめとする不動産の売却を不動産会社に依頼する場合、「仲介」と「買取」の2つの売却方法から1つを選択することになります。仲介とは、不動産会社に購入希望者を探してもらう方法です。媒介契約を結んで営業活動を行ってもらい、家を買いたいという人を探してもらいます。買取と比べて高く売ることができますが、営業活動を行う分売却完了までには期間がかかります。さらに不動産会社には仲介手数料を支払わなければなりません。買取とは、不動産会社に直接家を買取ってもらう方法です。購入希望者を探す必要がないため早期に売却が可能で、仲介手数料を支払う必要もありません。ただし売却価格が低くなる点には注意が必要です。それぞれにメリットデメリットがあるので、自分の希望に合わせて選択する必要があります。何を重要視するのか、よく検討しましょう。

ローンが残っている家を売却するには

離婚や転勤などが理由で、ローンが残っている家を売却するというケースが増えています。ローンが残っている家を売るには、そのローンを完済することが大前提となります。というのも、ローン完済前の家には抵当権が設定されています。これが残ったまま住宅を売ると、もしローン返済が滞った際、新しい持ち主が家を取り上げられてしまうことになります。つまりこれを消さないことには売ることができないということです。売却代金でローンを完済できれば問題ないのですが、もし完済できない場合は自己資金を用意したり、別途買い換えローンや無担保ローンなどから借り入れをしてローンを完済しなくてはなりません。それだけに、高く売却することが必須条件になるのです。

家を売るときに必要になる費用とは

家を売るにも費用がかかります。意外にも費用の額は大きいので、特にローンが残っている家を売る場合など、どれくらいのお金が入って来るのか把握するためにもしっかり押さえておきましょう。まず印紙税がかかります。これは売買契約書に貼りつける収入印紙で納付する税金です。売却価格によっていくら印紙税がかかるかも変わってきます。貼り忘れてしまうと3倍の過怠金が課されるため、注意が必要です。家を売ることで利益を得た場合は、譲渡益課税がかかります。これは出た利益の額によって課される住民税と所得税のことです。もし利益が出ていない場合は課税されませんし申告も不要です。売却したタイミングでローンが残っていた場合は、ローンを完済した上で抵当権抹消のための手続きを行います。これが抵当権抹消登記費用です。手続きの金額は数千円になることが大半ですが、司法書士に依頼するとそのための費用も必要になります。仲介で家を売った場合は、仲介手数料を不動産会社に支払います。消費税も課されるため、意外に高額になることが多いので、注意しましょう。

コツを押さえて少しでも高く売却しよう

大切に住んできた家ですから、売るならできるだけ高く売りたいというのが本音でしょう。そのためには自分で家の相場を知り、不動産会社の言うことを鵜呑みにしないようにすることが大切です。そうすることで、自分でも納得した上で売ることができるでしょう。また、家を売るには諸経費がかかります。これを頭に入れておかないと、希望する金額が手元に残らない、という事態になりかねません。特にローン完済が必要な場合は死活問題ですので、しっかり把握しておきましょう。知っておくべきポイントを押さえれば、納得のいく住宅売却ができるはずです。